【レポート】第21回学習会★インド・南アジアにおける ILO産業保健技術協力

講師:ILO南アジアディーセントワーク技術支援チーム
労働安全衛生・労働監督上級専門家
川上 剛 氏
開催日時:2022年5月6日(金)18時~19時30分(質疑応答込)
テーマ:インド・南アジアにおけるILO産業保健技術協力 ―参加型トレーニングの応用―

<学習会のアンケート結果>

〈感想・ご意見〉

  • ILOというと、つい労働基準(それも先進工業国の)に目が行き、日本の遅れ(労働者にとっては好ましい労働条件に関しては、政府と資本の側の反対で批准しない)ばかりが喧伝されているようでしたが、そうでない地域のお話を伺えて、とても勉強になりました。ありがとうございました。
  • 貴重なお話を聴講させていただきありがとうございました。現場の問題は現場の人間が最も解決方法を知っているのだという考えも是非医療界にも浸透して欲しいと切に願います。とても勉強になり、ありがとうございました。
  • 普段聴くことができない内容を拝聴できて大変勉強になりました。講演自体も素晴らしいと感じましたが、皆さんの感想などからたしかにな~という気づきが出現し勉強会の素晴らしさを痛感できました。みっちゃん先生のお顔、生声を久々に聴くことができ元気になりました。素敵な会を継続なさっている皆様に感謝申し上げます。

〈今後取り上げてほしいテーマ〉

  • ①今看護を学んでいる学生さんたちがどんなニーズを持っているか、今後の医療にどんな期待をしているか、②看護師のキャリアプラン、③産業看護職の活動、④健診業界の看護職の活動などを伺えたら嬉しいです。
  • 地域包括ケアシステムの成功例のご紹介をお願いいたします。
  • 持続的に働く環境のありかた

アカデミア看護研究会 事務局より

今回の学習会では、「インド・南アジアにおけるILO産業保健技術協力 ―参加型トレーニングの応用―」というテーマでお話しいただきました。
多忙で資源に限りのある中小企業やインフォーマル経済職場で、実践的に労働環境の改善をしていくためのアプローチ。特にトレーニングを「現場で・短時間で」おこなうことで皆が参加しやすいようにすることや、使用者にも労働者にもアイデアを募り実行すること、シンプルでローコストな改善からおこなうこと…問題を指摘するだけではなく、改善点を具体的に挙げて実施していく姿勢こそ、ぜひ見習うべきところだと感じました。
講義後の質問タイムでは、多くの方が積極的に発言され、活発な意見交換が続きました。大変有意義な時間となりました。
多くの皆様にご参加いただき誠にありがとうございました。今後ともアカデミア看護研究会をどうぞよろしくお願いいたします。

アカデミア看護研究会 事務局