講師:公益社団法人 地域医療振興協会 明日香村国民健康保険診療所
管理者・所長 武田 以知郎 氏
開催日時:2022年11月4日(金) 18:00~19:30(質疑応答込)
テーマ:地域視点で見るフレイル-住み慣れた地域で、自分らしいはっぴいえんど-
<学習会のアンケート結果>
<感想・ご意見>
- フレイルは、患者さんの治療への一つの指標としてのみ見ていました。フレイル予防としてできることを今日は学べました。ご助言いただいた地域を知ることから早速できることを実践していきます。頭が硬い自分もあり、看護師だけでなくいろんな人たちとの仲間づくりも大切ということも学べました。ありがとうございました。
- 次回は、事例をもとに意見交換ができたらいいと思います。ありがとうございました。 先生の人をみつめる姿勢が、とても暖かく講義を聞いててもリラックスできました。
- 本当に楽しく聴講させていただきました。 初めての参加で緊張していましたが、とても自然な空気感の研修で元気をいただきました。 患者さんの生活!と口にはしていますが、”井の中の蛙”の景色だったな~とおもいます。 人の暮らしを想像する看護を見つけていきます。ありがとうございました。
- 在宅医療の時代、その人の生き方に沿った地域の幅広いサポートが重要だと思う。武田先生のわかり易く、楽しい講演でした。有り難うございました。
- 少しずつでも自分の地域に貢献したいと思いました。
- 講義資料を頂きたいです。自分の地域に少しでも貢献できればという気持ちになりました。
- できるところから、資格を活かし、武田先生のように地元に貢献できる看護師になれたらいいな~っと思います。とはいえ、なかなか仕事は仕事、プライベートはプライベート・・・と考えてしまいがちですが、自然体で、日常の中から、できることを増やしていけばよいのだという感じで、背中を押された気がしました。さっそく、ご近所の農協フェアでのボランティアに応募してみました。
<今後取り上げてほしいテーマ>
- 生涯学習など
- ICTを使った地域包括ケアシステムの成功例の紹介
アカデミア看護研究会 事務局より
「フレイルシリーズ」講演の第4弾となる今回の学習会は「地域視点で見るフレイル-住み慣れた地域で、自分らしいはっぴいえんど-」というテーマでお話しいただきました。
奈良県明日香村で家庭医・総合医として、奈良県の地域医療に従事しておられる講師の武田先生の軽妙な語り口でありながらも、すごく分かりやすいお話で、参加者のみなさんの心がほぐれている様子が伝わってまいりました。
在宅医療の時代、「治す医療」から「治し、支える医療」への転換を迎えている現代において、「真の目的とは何か」は置き去りになってしまいがちです。
「井戸(=病院)の外には暮らしがあり、地域がある」という意識をもち、高齢者や患者さんが「住み慣れた地域で自分らしい生活を続けられること」を支えるための医療を介護・福祉サービスと相互に補完していく重要性、今後求められるアプローチについてもわかりやすく楽しくお話いただけました。
みなさまの活発なディスカッションで大変有意義な時間を過ごすことができました。ご参加いただき、誠にありがとうございました。
今後ともアカデミア看護研究会をどうぞよろしくお願いいたします。
アカデミア看護研究会 事務局