【レポート】第40回学習会★迷走の果てに看る景色

講師:合同会社 綾霞(あやか)代表社員
月明り訪問看護ステーション管理者
三上 綾子 氏
開催日時:2023年12月1日(金)18:00~19:30(質疑応答込)
テーマ:迷走の果てに看る景色

<学習会のアンケート結果>

<感想・ご意見>

  • 本日のご講演を聞き、管理者の大変さ、制度の問題、夜間対応の大変さ、他職種への配慮や調整など、本当に大変な環境の中で働かれているのがわかりました。しかし、それ以上に利用者の方の生活者としての姿を大切にした関わりやご家族支援などをきいて、訪問看護の魅力がすごく伝わってきました。貴重なご講演をありがとうございました。
  • うまく、表現できませんが、とても心打たれました。 小回りの利く訪問看護ステーションにこだわり、地域の、当事者(患者さん)の、家族のそれぞれの当たり前を可能にしていくことをビジョンに行動されている力強さを感じました。
  • 今年、一番の感動でした! 訪問看護は何となく、自分の中で知っていたつもりでいましたが、全然知らないことが多く、何より、病院経験しかない私としては訪看って、そこまで大変なんだ…とびっくりしました。同時に、同じ看護師として自分がいかにぬくぬくとした看護師をしてきたのか、とても恥ずかしい気持ちもちょっと抱きました。看護、といってもルティーンワークをこなしているだけだったのではないかと。私もいつか、三上さんのような本当の看護師になれる様、まだまだ経験を積んで、そしていつか将来的には、訪看に移りたいと思います。とてもとても面白くて時間が過ぎるのがわからないくらいでした。ありがとうございました。来年もまたアカデミア参加します!
  • まずは感動しました!そして改めて魂を呼び起こしていただき感謝しております。
    三上先生のご講演の中に登場する患者さんたちは、きっと三上さんに看られて幸せだったのだと思います。もちろん今は契約していないので気になるという方もいらっしゃると思いますが、三上先生と繋がっている間は少なくともすごく幸せを感じておられることと思いました。病院として何ができるのか、三上先生が言われたみたいに訪看の必要性をもっと病院から退院するときにしっかりと説明しておかなくてはいけないこともよくわかりました。また在支の先生方とのつながりや、ケアマネさんとのつながり、行政や、ご家族等々、本当に多くの方々を繋ぎつつ、その紐を綾の如く紡いでおられる様子が手に取るようにわかりました。しかもそれを実装されているので、本当に脱帽です。きっと神様からの思し召しで、三上先生の訪看ならば…ということで結ばれる縁のある利用者さんたちばかりなのだと思います。三上先生の訪看だからこそ受け入れられる、それを神様は知っていらっしゃるのだと思います。世の中には、お金になるような患者ばかり看る…と揶揄される訪看もありますが、とはいえ、慈善事業体ではないので、もちろん経営も大事だと思います。それでも、介護報酬が基本の訪問量くらいしかなくても、点数が下がっても、患者のためにより良い方向に支援されていることにも、心より敬服いたします。おそらく報酬のつけ方がおかしいのですよね。もっといろいろルートが外れたほうが、報酬が入るようにしないと、結局、てんこ盛りになってしまいますものね…。あらためて介護報酬や診療報酬として現場と官僚の齟齬としてどこから手を付ければよいものか‥とても考えさせられました。 ありがとうございました。3時間いや、半日くらい聞いていたようなものすごく濃厚な深みのあるhumanityあふれるご講演をいただきまして本当にありがとうございました。
  • 当院は、訪問看護ステーションがあります。訪問看護から現場についてまず情報共有できる機会を作ることから始めていけると良いと思いました。電子カルテがバージョンアップをするにあたり、見積もりの段階です。タブレットでカルテが触れると、訪問先で入力し、帰ってきてからまとめて入力にならないなど、想像でしか言えませんが、現場の改善につながるなと思いました。同じ職場でも見えていなかった視点を気づかせてもらう機会でした。ありがとうございました。
  • 大変貴重なお話をありがとうございました。困難事例、機能不全家族は病院や施設から排除される傾向があり、そのしわ寄せが訪問看護・介護に行ってしまっていることが良くわかりました。三上先生のご尽力に頭が下がるばかりです。 現状、訪問看護は①臨床経験が豊富で、②医師のいない中で医療的看護的判断を行う専門職としての自律性、③何より地域や患者に対する「思い」が必要です。この三つを備えた看護師さんは少ないはずでますます期待される訪問看護の需要に対応できるのか、社会的な課題と思います。 また、働き方改革もあり医師がますます「労働者化(時間通りにしか働かなくなる、自律性が減退する)」するのが見えているので「医師の代わりを訪問看護が行うしかない」と私自身思っていたのですが、いやいや訪問看護だってそこまでできないですよね。現実的に考えていくきっかけになりました。本当にありがとうございました。
  • 日々腑に落ちないことも数多くある中で、利用者の生活のサポートに悩みながらも進み続けている様々なエピソードをお話しくださり本当にありがとうございました。今でももっと聴かせていただきたいなという気持ちです。三上先生のような方が上司だったらなぁとか先生の元で働くことができたら嬉しいなと思いますが、私が今ここでできることを頑張り、少しずつでもソーシャルキャピタルを高めるように努めていきたいです。
  • 本日は貴重なご講演をありがとうございました。これまでは、新卒の看護学生の就職先として急性期病院がほとんどでしたが、近年では精神科、緩和ケア、そして訪問看護を選択する学生が増えています。三上先生のお話を聞くまで、「さまざまな選択をできるようになったのは良いことだ」と思っていましたが、過酷な現場、お看取り、そして多職種連携というか折衝の必要性など、並大抵のことではない状況が待っていて、リアリティショックを受けるかもしれないということを念頭に置かなければならないのだと痛感しました。またそのような状況が数多くあるなかで、ケアマネさんや他スタッフさんのトラウマとならないように気を配りながらも、ギリギリのところまでは携わってもらって、その方が経験を積む機会そのものをなくさないことは本当に大切だと改めて感じました。その方たちがこの先も仕事をし続けることこそが、その領域の未来をつくるということを意識していきたいと思います。

<今後、取り上げて欲しいテーマ>

  • 中島先生にお話の中にあった ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)について、最近の論議を知りたいです。
  • 今後できる限り参加させていただければ幸いです。 多様化する看護師の職場に対し、看護師はどのようにキャリア設計を行うのか、聞いてみたい興味があります。 逆に、看護師を出自とする主任ケアマネとして活躍する方が私のつながりにおります。来年の介護報酬で重要視されているケアマネの状況にご関心あれば研究会につなげますので、その時はお声がけください。