講師:湖山医療福祉グループ代表 多摩成人病研究所所長
湖山 泰成 氏
開催日時:2022年10月7日(金) 18:00~19:30(質疑応答込)
テーマ:医療介護の壁のない組織経営とICT活用による新たな働き方
<学習会のアンケート結果>
<感想・ご意見>
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日本の社会保障の問題を分かり易く、お話をして頂き頭の整理ができました。
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感想:あまりアカデミックではなかった
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湖山イズムを理解することはできますが、実践・・・となると、一筋縄ではいかないこの医療・介護界では、なかなか難しい気がしますが、不思議と、湖山先生のお話を伺っていると、自分たちの組織でも、できそうな気になります。とはいえ、結局、トップが、口先だけなのか、実行力があるのか、ということに帰結すると思いました。 多様性、といいつつ、未だに、過去の因習に擬えたことを粛々と行っている現場に辟易しながらも、自分が声を上げると言い出しっぺがいろいろとすることになり、現実的には、これ以上、そういう輩と関わりたくないので、これ以上の業務を増やしたくない…という気持ちや、そのうちに退職するだろうから、その時までの我慢だ・・・っとついつい保身に回ってしまっている自分がいます。湖山先生のようなトップのいる組織でお仕事をされている方は、本当に幸せだろうな~と、つくづく就職先を間違えたような気にもなりました(苦笑)。 湖山先生の御父様のように、自分も湖山先生の施設で、一生を終えたいと本当にそう、思いました。その時には、どうぞよろしくお願いいたしますっと、心の中で唱えながらご講義を伺っておりました。医療界と介護界のいろいろな現実と厚労省施策のギャップも、あれだけ爽快にバッサバッサと明快に斬っていただくと実に納得し、このままではいかんな~っとつくづく思いつつ、上記にも書きましたように、保身にまわる無力な自分がいます。でも、今日のお話を聴いて、とても元気を頂き、自分がこうどうするしかないと、改めて思いなおしたので、週明けから、そうしたいと思います。本当にありがとうございました。もっと聞いていたかったです。
<今後取り上げてほしいテーマ>
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地域包括ケアの課題
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このまま老健や特養が増えても、高齢者は2040年以降確実に減少するわけですから、そうなったときの作った箱モノを活かす方法
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先進国において実に野蛮だと、日本がとてもバカにされている「死刑」の存在について、海外はどのようにして廃止していったのか。
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ロボットの限界と可能性
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無駄なものが大事であること
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成人年齢が引き下げられたことの影響
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児相の役割拡大
アカデミア看護研究会 事務局より
今回の学習会では「医療介護の壁のない組織経営とICT活用による新たな働き方」をテーマにお話しいただきました。
「医療と介護には溝がある」ことで、「衝突がある=垣根がある」前提を正しく認識し、そのうえで実際におこなわれていることをデータをふまえて詳しくお話しいただきました。これまでの高齢化の進展と高齢者を取り巻く状況が変化している現状と、それにともなったさまざまな問題だけではなく、介護の原点とは何か、本当の目的も改めて認識することができました。
また、職員やスタッフの採用・教育においても、多様な受け入れによってもたらされた影響が多々あることや、さまざまな形態・現場レベルに落とし込んで説明していただいたことで理解が深まったと感じます。今後の現場で運用していくための議論が進んでいると同時に、今後求められる意識やアプローチについてもわかりやすくお話いただけました。大変有意義な時間を過ごすことができました。
みなさまの活発なディスカッションで充実した時間となりました。今後ともアカデミア看護研究会をどうぞよろしくお願いいたします。
アカデミア看護研究会 事務局