【レポート】第42回学習会★働き方改革によって、労働現場はどう変わるか -期待と課題-

講師:大原記念労働科学研究所 主管研究員 酒井 一博 氏
開催日時:2024年2月2日(金)18:00~19:30(質疑応答込)
テーマ:働き方改革によって、労働現場はどう変わるか -期待と課題-

<学習会のアンケート結果>

<感想・ご意見>

  • 途中参加となりましたが、とても興味がある内容でしたので、参考になりました。現場として、どうしていくべきか、制度は変わっていく中、追いつかないというジレンマや焦りなどにジタバタしています。理想と現実、でもとても大切な理想に、いかに自分たちが近づけるように改革や努力をしていくべきなのか、周囲も含めて、変革の時期だと感じています。
  • 世の中の労働不可や労働関連死について知ることが出来ました。酒井先生ありがとうございました。 中島先生がおっしゃるように人手不足なんて言っていないで、業務改革に取り組むことは必要ですし、‘痛み分け’…患者、国民の理解も得られるようにということを願います。患者や家族の権利意識が高いと感じることもあるし、接遇教育が行き届いていない現実も確かにあり職員にビシッと言わないといけない教育問題と、クレームが起こった背景にある組織の問題(多重業務、キャパオーバー)にも目を向けないといけない。管理者としての自身の力量も問われる問題だと思います。
  • 労働を科学するということを改めて考える時、看護が労働であることという認識がまず必要なんだな~と改めて思いました。給料をいただいている以上、それは労働ですが、医師や看護師は、自分が労働者だ、という認識がない人もいると思います。プロフェッショナルだという思いがあり、サラリーマンとは違う、という思いもあり、でもサラリーはもらっているわけですので、やはりサラリーマンでもあるのですが・・・。結局は、その労働対価を自身として何を基準に 相応する と考えるのかだと改めて思いました。トラックの運転手さんも、たしかに運転が好きでトラック運転手になったかもしれませんが、寝不足でふらふらになるほどまでになると、好きで運転しているといえなくなるのと同じで、看護師も、好きで看護師になったけれど、もちろん専門職だけれど、クタクタになるほど仕事していたら、好きといえなくなってしまうのではないかと思います。好き、といえる程度の心地よい疲労感ならば、共感できる疲労といえると思うので、看護の魅力が失われないためにも、労働環境だけでなく労働時間もとても大事だと思いました。あらためて、いろいろと考えさせられる静的脳への刺激が続いたご講演をありがとうございます。
  • 前残業と自己啓発の時間をどの様に取り扱うかと納得のいく説明について具体的に教えていただきたい。
  • 兵庫県の研修医が長時間労働で自殺し、遺族が病院を訴えているというニュースも見ました。働き方改革が適用されてもすべての現場では改善されないとは思いますが、国民の意識も少しは変わると思います。一人一人の力は小さいかもしれませんが、働きやすい医療現場、社会になるよう、声に出していきたいと思います。
  • テーマがタイムリーで関心が高かった。
  • 久しぶりに、参加することができました。酒井先生のお話を聞けたこと、中島先生の言葉から、 前向きに考える力をいただきました。そして、地方の声としてお伝えできる機会でもあったことに感謝いたします。ありがとうございました。
  • (追記です)今TBSドラマの「不適切にもほどがある」の2話の内容も今回のテーマにつながる内容でとても面白かったです。
  • エビデンスに基づき時間外労働の変遷などが聞けて、今の働き方改革が人口の課題からの方面でのみ検討してしまいがちだが、心身への影響への考慮だったり、目先の影響だけで無く数年後に影響がある可能性まで考える必要性を感じました。自分の働き方も含め、良いパフォーマンス、持続的に健全に働き続ける視点から労務を考えていきたい。
  • 私は若いころに病院看護師を辞めて10年ほど飛行機の客室乗務員をしていました。 病院時代は三交代の病棟で「家に帰って仮眠をしたらまた次の勤務時間」「休日は研修でつぶれる」ということもしょっちゅうでしたが、客室乗務員は労務管理が運航の安全に直結するため、勤務間インターバルや一か月・三か月・一年の乗務時間が厳しく管理されていました。そして乗務員の勤務時間を管理する専属のスケジューラーもたくさんいました。 酒井先生のお話の中でも勤務間インターバルのお話がありましたが、労務時間管理を厳しくすればするほど管理上のコストもそれなりにかかることを理解する必要があると思いました。 また中島先生もおっしゃっていたように、患者・利用者も職員も働き方改革の時代であることを理解して受容する必要があると思います。先日、私の勤める老人ホームで新型コロナに罹患して出勤できない職員が多発し介護職員が大幅にショートしましたが、職員がフルでいる状態のサービスを求める/提供しようとするためにさらに職員が苦しくなっている状況がありました。「今できないモノはできない」ということを認め、発想の転換でサービスの質を維持することが必要なんだと思います。
  • 最後の質疑で出た自己研鑽を労働時間に含めるかという論議ですが、それによって組織の人的資源(という言い方は嫌いですが)が豊かになり、患者様へのサービスの質の向上を含め、組織の効率が上がるとしたら、立派な労働の対価に値すると思います。よって、賃金の算定基準に含めるべきだと思います。専門職としての意識に依存するのは、組織の甘えと考えます。酒井先生の御尊顔を拝することができ、とてもうれしかったです。川崎時代の労科研を懐かしく思い出しました。
  • ご講演やディスカッションでの意見を聞いて勉強になりました。

<今後、取り上げて欲しいテーマ>

  • 社会的処方