【レポート】第2回学習会「看護師長のwell-beingの現状」

発表者:東京医療保健大学大学院 中島ゼミ修士学生 鈴木(代理 山田)
開催日時:10月2日(金)20時~21時

<学習会のアンケート結果>

本日のご感想、ご要望

・このテーマのアンケートや聞き取りは、その時々の個人の気持ちや置かれている環境に左右されるので難しいと思いました。

・労働環境も重要だが、物事のとらえ方(主観)も重要であると理解できました。

・管理者にとってのギャップの具体的な事例と、ベテラン看護師さんがそれらについてどう乗り越えられたかといったお話が聞けたらさらに良いと思いました。

・本日は参加させていただいてありがとうございました。憧れの中島先生とお話できて嬉しかったです。緊張してうまくお答えできず申し訳ありませんでした。 「ちょっとだけいい感じ」という表現がとても腑に落ちて、理解できました。

・一般企業と比較すると確かに福利厚生などが病院はとても充実しているように思いますが勤務環境を良くしてもEQが上がるわけではないという話はとても興味深いと思いました。上司から良く「良い職場は自分で作るもの」と言われますがまさに裏付けされるような話でした。今回のテーマに対する今後の展望とどうなったかもぜひ知りたいと思いました。

・師長の経験年数との関連がわかりましたらお教えください。ご講演ありがとうございました。

・とても興味深いお話でした。様々な職種、職位の方のご意見を伺う事ができ、明日から小さな幸せを見つけながら過ごしたいと感じる時間となりました。

・移動などしながら拝聴していましたので、顔も音声も出せずに失礼しました。(でも移動中しながらでも皆様のお話が聞けるのはとってもありがたいです。) 私は看護師を辞めて他業界で15年ほど勤務し、その間に数回転勤も経験しました。しかしながら転勤にはだいたい昇進が伴うので、さほどストレスには感じませんでした。部下に恵まれたこともストレスを感じずに済んだ大きな要因だと思っています。 看護職に戻った今、他業界での経験や管理職経験も大いに役に立っていると感じられているので私自身の満足感は高いのだな、幸せに思いました。 理想の自分に向かって邁進できる環境がある、もしくは自分で作っていける職場環境がwell-beingに大きく影響しているような気もします。

・疲労と無力感に苛まれている病棟看護師への指導や学生への指導の際、「ちょっとした幸せ」というキーワードをどんどん使っていこうと思いました。また、「ちょっとした幸せ」を自分自身への合言葉にしていくことで、主観的well-beingを高め周りにも連鎖できるようになりたいと感じました。貴重な研究の報告を発表頂きありがとうございました。幸せな時間でした。

・みなさんの意見を伺い、参考になりました。 (スムーズに応答出来ずに、申し訳ありませんでした)

多くの皆様のご意見ありがとうございます。初めての討論会ということで、大変緊張された方もいらっしゃったようですが、皆様のご意見1つ1つが、今後につながる大切なご意見であったと感じております。私も、「ちょっとした幸せ」を探す心掛けを忘れずに、私なりの小さな日常の幸せを感じながら、今後も頑張っていこうと思う1時間でした。特に今年は、日々疲労を認識しやすい医療、看護業界ではありますが、そのような中でも、どんな「ちょっとした幸せ」探しができたか、またいつの日か共有していく機会があるといいなと思いました。(発表代行:山田)

なお、当日頂いた皆様の貴重なご意見は、録画の上、発表者に渡しました。

皆さんのご意見から学んだこと、気づいたことに関する報告が来ておりますので、ご報告いたします。

アカデミア看護研究会でご意見をいただいた皆さまへ

この度は、直接ご説明できず、大変失礼いたしました。また、分析途中でまだ不十分な部分があったにも関わらず、多くのご意見を頂きありがとうございました。

今回の単純集計の結果から、一般看護職より看護管理者のwell-beingの平均点が高かったことに対して「一般看護職より高いということは看護管理者の方が幸せを感じているのではないか」というご質問があり、それまで、私自身は「看護管理者は、いつも大変!大変!っと言っているし、疲れている感じがするので、それほど幸せを感じていないのではないか、むしろ一般の看護師よりも低いのではないか」という思い込みがあったのだと気づきました。またその時の質問へのご意見に対して、看護管理者は、むしろ、幸せを感じるスキルを一般看護師よりも持ち得ている問趣旨のご発言に、なるほど、ということは、セルフマネジメントできるように成長していくのだろうか…或いは年齢を重ねることで一人の人間として様々なすべを自然と身に着けられるからだろうか…など、「なぜ一般看護職より管理者が高いのだろうか」という点でも考察を深めたいと思いました。

また、理想と看護の実践にはギャップがあるいうご意見をいただきました。何がギャップなのかはっきりと言葉にして表現することは難しいということでしたが、私自身も日頃よりそのように感じていたので、改めて考察として深めつつ、文言として可視化できるように頑張らなくては!と気持ちも新たになり、激励していただいた気がしました。さらに、職場選択の自由という表現につきましても言葉の選択、表現の適切性も自問自答する機会となり、このように皆様からのご意見をいただきましたことで、思い込んで視野が狭くなっていたことに気づくことができました。このような機会をいただきましたアカデミア看護研究会の皆様に感謝申し上げますと共に、本研究につきましては、また改めて完結させ、皆様にご報告ができるよう励みたいと思います。この度は貴重なご意見を本当にありがとうございました。

中島ゼミ M2 鈴木英美

貴重なご意見ありがとうございました。
今後の活動に関するご意見も多数いただき、ありがとうございます。
頂いたご意見を参考に、今後の運営に活用させていただきます。

アカデミア看護研究会事務局